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子 猫 (2ヵ月・900g) の 保 護



一匹でニャーニャー鳴いている子猫を見つけたら
保護して里親を見つけましょう。

●新聞に載せたら、大概の場合、里親はすぐ見つかります●
●生後半年くらいで獣医さんに相談して去勢・避妊手術をしましょう●


今回保護したのは、離乳が終わり、缶詰やドライフードを食べることが出来る
2ヵ月くらいの子猫。トイレしつけ済み。新聞の里親募集によく出ているのは
これくらいの2〜3ヵ月の子猫です。そのためすぐに里親さんにお渡しできました。

体重で大体の月齢が分かります(この子猫は保護時900g位)。子猫を保護したら
保温して落ち着かせ安心させるとともに、小カゴにでも入れて家庭用はかりで
体重測定してみましょう。離乳前なら猫用の細口ほ乳瓶でミルクを飲ませます。


1.保温と安心

@保護 ニャ−ニャ−鳴いてウロウロしている子猫は、パニック状態になってます。膝の上で抱っこして撫でて、安心させてあげましょう。(この段階では食欲が無いかもしれません。次の日の夕方まで水も飲めなかったりします。)安心すれば、鳴き止みます。小さな怪我をしていたりしたら、消毒しましょう。人間用の消毒液は猫にはきついことがあるので、マキロン(¥200位)かイソジンにします。ひどい怪我は病院に行きましょう。
A保温 人間と同じで、外にずっといた子猫は体が冷えています。暖かい部屋に入れて、いらない服などを敷きしょう。春秋冬はウールが良い。寂しがるようなら、ベッドで一緒に寝てあげられたらベストですが、ノミ・ダニには注意しましょう。私はダンボールに入れ、捨てようと思っていたウールパンツを敷きました。
もし、雨に打たれてぬれていたりしたら、お風呂に入れましょう。(ただし、入浴は疲れます。弱っている子猫は様子を見ながら暖めましょう。)お湯の温度は人間と同じ位。1度くらい人間より体温が高いので、やや温かめのお湯にしましょう。自分が雨でずぶ濡れになったときに入るお風呂と同じです。びっくりしないように、少しずつ温めましょう。お風呂から出たら湯冷めしないように乾いたタオルでよく拭きましょう。乾いたら、着なくなったセーターなどで寝床を作りましょう。
注意:お風呂で洗っていると、オシッコをしてしまうことがあります。お腹をマッサージされると出やすいです。お風呂は流せば良いので、大目に見ましょう。
Bミルク 暖かくしていれば、子猫は疲れて眠ると思います。お腹がすいていて鳴いたりするようなら、人肌の温度に温めた牛乳をあげましょう。冷たいままの牛乳はお腹が冷えてしまいます。牛乳は猫には消化できない成分があるのでお腹を壊してしまいます(大丈夫な猫もいます)。次の日には猫用ミルク(1缶1000円くらいで売っています)を買いましょう。
Cトイレ 猫用トイレが無ければ、あき箱に新聞紙を小さく破いて入れた物でも、とりあえずOK。私が保護した場合は、次の日の昼過ぎまでトイレは行きませんでした。しかし保護した夜に小さく鳴くのでトイレに行かせたところ、少し吐いていました。家が突然変わった事に、かなりショックを受けていたようでした。
D隔離 子猫を他の猫や動物には会わせてはいけません。自分のペットでも子猫には何をするかは分かりません。私が飼っている凶暴なオス猫に見つかり、子猫はかみ殺されそうになりました。


2.翌日には必需品を揃える

E道具 ・カリカリ(子猫用)アイムス¥1,000
・猫用ミルク¥1,300
・木製爪とぎ¥600
・トイレ¥1,000
・トイレ用砂¥500
・おもちゃ¥300   普通は計4,700円くらい
私は猫用トイレ・砂は家の猫のお古、おもちゃは寝床のウールパンツの端を丸めてボールを手作りしました。子猫用缶詰も2缶(1缶¥100)買いました。道端の猫じゃらしも取って帰ると、大喜びで遊んでいました。注意:おもちゃは飲みこめない大きさの物にします。誤飲する事があります。さわられたら困るもの、誤飲しそうなものはクローゼットにしまいましょう。クローゼットを開け閉めする際、勝手に入ってしまうことがあります。防虫剤は有害なので、クローゼットには長時間閉じこめないよう、また防虫剤を飲み込まないよう気をつけよう。
Fしつけ トイレ:家の猫の使用済みトイレ砂を少し混ぜてトイレを設置。においがついているので、教えなくても勝手にトイレはできていました。子猫は頻繁にトイレを使用します。その度に、汚れた砂を新聞紙でくるんで捨てます。新聞紙は防臭にもなるので便利。砂の散らばりが気になるなら、フード付きトイレとマットを使用すれば良いです。
爪とぎ:爪で絨毯をひっかけたり、人間の手を軽く引っかいたりしたとき、すぐに爪とぎに乗せます。すると勝手に爪とぎを始めます。何度も繰り返せば自然に爪をとぐ場所を覚えます。しつけは、叱ってはダメです。叱っても何のことか分からず怯えてしまうだけです。
注意:トイレも爪とぎも、人間の都合で場所を頻繁に替えてはいけません。分からなくなってしまいます。替えた場合は場所を教えてあげましょう。
G病院 家の猫に噛まれたところを獣医さんに見せに行きました。腫れたりしなければ大丈夫との事。ついでに、性別を見てもらうとオスと判明。見分け方は人間と同じだそうです。3ヶ月くらいまでの子猫は免疫があるので、元気になれば病気になっていても治ったりします。目やにや鼻水がひどくなければ、まず大丈夫。風邪をひいていたり、ノミがいるようなら、獣医さんに相談しましょう。市販のノミ取り薬より、獣医さんの薬の方が格段に良く効きます。また、黒い耳あかがたまっていたり、耳をよくかいたり、頭を振ったりするようなら耳ダニがいるかもしれません。早めに治療しましょう。注意:動物病院は開いている時間が短かったりします。その代わり、土曜でも開いているところが多いです。
H回復 1日経てば、ショックから立ち直り、カリカリ(ドライフード)とミルクを食べます。子猫用の缶詰ならさらに食いつきが良い。食べて寝て遊んで甘えて、2,3日でどんどん元気になります。保護したときは900gだった体重が、4日後には1.2kgになっていました。


3.新聞で里親募集

I掲載 日曜日の地方新聞に掲載。ネットで申し込んだあと、電話確認が来ます。3行で¥945。「子猫もらって下さい。3ヶ月、オス、白毛長、生涯面倒を見られる方、在住地域、携帯番号」を記載。夕方に女性の方から1件電話があり、明日、見にきてくださるとの事。
K里親
決定
翌日見に来られた方がとても気に入って里親決定。そのまま一緒に行くとのことなので、ミルクとカリカリ、爪とぎ、寝床のウールパンツ(使っていた物のほうが安心できるので)、手作りおもちゃを子猫に持たせた。ダンボールに蓋をするのはかわいそうなので、ケージを途中で買ってもらえるの事。念のため、ペット用のトイレシーツを1枚渡しました。最近は里親詐欺なんかもあるみたいです。一般的に、男性の一人暮らし、同棲カップル(別れたときに猫を捨ててしまいがち)などには渡さないようです。ペット不可のマンション在住の方も駄目です。子猫が幸せになれるように最大限、気をつけましょう。
まとめ 今回かかったお金…¥4,000位(ドライフード、爪とぎ、ミルク、新聞掲載)
私の家にいた期間…5泊6日
・できれば里親さんの所に行く前に、ノミ・ダニ、耳ダニは獣医さんに相談の上、駆除しておきましょう。
・便やお尻に虫がいたら、獣医さんに相談して虫下しを飲ませれば良いだけです。ただし、清潔に保ち、当たり前ですが自分の手は洗いましょう。
・人間の抵抗力が著しく低下していない限り、引っかかれても人間に害が及ぶことはありません。ただし、口移しで餌をあげたりするのはやめておきましょう。
・生後1年くらいたってから、心配なら猫エイズと猫白血病のウイルス検査をします。予防接種も元気なら受けるに越したことはないですが、他の猫と接触しないなら必要ないです。
・猫エイズは人間にはうつりません。感染していても、飼っていて全然大丈夫です。(他の猫にうつさないようにしましょう。)ただし、5,6年で発症することがあるようです。獣医さんと良い治療をしましょう。
・オス猫は特に結石になりやすいです。激安のキャットフードより、多少は安心できるメーカーのものを買いましょう。結石になると、餌が限定され、かえって餌代がかかります。






あなたも里親に

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